100円のコーラを1000円で売る方法は、「付加価値」を足すことで、1000円分の価値のあるコーラを提供するということでした。
これは、前作100円のコーラを1000円のコーラで売る方法の感想で紹介しました。
本書は前作でターゲットだった「マーケティング」ではなく「ビジネス」に視点が変わっています。
今回は、100円のコーラを1000円で売る方法の続編である、100円のコーラを1000円で売る方法1000円で売る方法2の感想を語っていきます。
また、「100円のコーラを1000円で売る方法2」では100円のコーラを1000円で売る方法が紹介されていないので、方法が知りたければ100円のコーラを1000円で売る方法をお読みください。
目次
100円のコーラを1000円で売る方法2で重要な点
本書を読んで重要だなあと思ったり、初めて知って勉強になったと思ったことは以下の4つです。
- 成功体験からの脱却
- 正しいPDCA
- 論点を網羅的に扱わない
- やらないことを決める
成功体験からの脱却
成功体験からの脱却というのは、言葉の意味通りのことです。
過去に成功したことのある体験があったとしても、その成功したやり方を今使ったとして、成功するとは限らないので、そのやり方を今一度見直しましょうといった感じに訳すことが出来ます。
例えるならば、アナログな手法とデジタルな手法です。
いまでは、コンピューターでの資料作成が当たり前ですが、以前までは紙に手書きで作成していたりしました。
確かに、今までは手書きで作ることが当たり前であり、普通でしたが、コンピューターで作る方が手書きよりも速く、大量に作成できます。
このように、時代によって適切なやり方が違ってきますよね??
その時その時にあったやり方をしていかないと、時代遅れになりかねませんし、競合他社に仕事を奪われてしまいます。
そうならないためにも、過去の成功体験に縛られないで、今の時代にあったやり方を実行していく必要があります。
これを、本書では「成功体験からの脱却」と言っていました。
確かに、成功体験に縛られていても、次にその体験が活きるかはその時次第だし、時には、そういった判断が必要なんだと感じました。
もし、成功体験に縛られているようでしたら、思い切って成功体験からの脱却をし、いままでの考えとは180度や360度転換してみればいいんじゃないって感じました。
ただ、そうなんでもうまく進むわけでもないのがビジネスです。
まあ、うまくいかなかったらいかないで、どんまいって感じですね。
正しいPDCA
次にPDCAの話です。
PDCAとは、P(plan:計画)、D(action:実行)、C(check:結果の検証・チェック)、A(action:行動)って言われています。
で、私の頭の中のPDCAも上記のような印象でした。
そのPDCAはよく図で書かれるのですが、図だと下のように表されたりします。
しかし、本書では、このPDCAのイメージを否定されました。
どいうことかと言うと、PDCAは上の図のように一つの大きなサイクル(1年単位のように)を回していくのではなく、一週間や半月のように短期的に回すものだと言われたのです。
それが、下の図のような、PDCAになります。
これを、正しいPDCAと述べていました。
高度なイラスト作成ツールが無かったので、汚いスプリントですが、これが正しいPDCAとのことです。
ざっくりと言うと、やっていることは、最初に説明したPDCAを何回もやっているイメージでOKです。
なぜ、何回もやる必要があるかというと、時代が目まぐるしく変化しているからです。
一回のPDCAだけで進めていくんではなくて、PDCAサイクルを回しどんどん修正をしながらより良くしていくのが、今の時代にあったやり方らしいです。
そうすると結果は勝手についてくるといわれています。
このような、PDCAサイクルを回していくという発想はアジャイルのような、スプリントのようなと思いましたが、これが「正しいPDCA」なんだと、勉強になりました。
論点を網羅的に扱わない
何事にも優先順位がありますが、それは状況によって変化します。
例えば自転車が盗まれたとしたとします。
自転車の盗難はあくまで現象です。だから解決しようがないです。
ここで注目するのは、なぜ盗まれたかという原因と何が起きたかという結果です。
そこから、解決すべき課題を論点と呼びます。
現象とは違って、論点ははじめから解決を前提としています。
ここで、論点を考えると
- 自転車の防犯体制に問題があった
- 自転車が盗まれたのが夜だった
このような感じで論点を挙げることが出来ます。
しかし、論点はたくさん出てくるものなので、考えるとキリがありません。
そこで、全ての論点に対して網羅的に考えるのではなく、重要な2、3個の論点に絞って対策を考えることが重要です。
こうすることで、効率的に、かつ迅速に対応することが出来ます。
私の考えでは、論点が出たら網羅的にやらないといけないと思っていました。
まあ、論点すべてに対して考えるのももちろんいいですが、問題が発生したときは早急な対処が求められますよね。
なので、網羅的にやるよりも、重要なものに絞って対策をすることの方が理にかなっているなと思いました。
やらないことを決める
戦略は何をやらないかを決めるために立てる。
というのも、たくさんの選択肢の中からやらないことを決めることになるので、最終的には、やることは決まります。
なので、やらないことを決めるというのは、やることを決めているわけでもあるのです。
なぜ、「やらないことを決める」のかというと、やりたいことだけを考えてやると、キリがないからです。
やりたいことをやるだけではライバルとの差別化が出来ません。
例えるなら、私のこのブログです。
好きなこと、気になったこと等、やりたいことをやりたいようにやっている当ブログは、雑記ブログの立ち位置にあります。
雑記ブログでも人気になっているブロガーはいますが、私は人気なんてありません。
なぜかというと、他の雑記ブログとの差別化が出来ていないからです。
差別化がされていないので、第3者から見ると、他の雑記ブログと当雑記ブログの違いはほとんど無いのです。
だから、このブログだから見たい、読みたいという顧客はほぼ皆無。
このまま続けていても、他の雑記ブログとの差別かは難しいでしょう。
じゃあ、どうすればいいかってところで、相手がやっていないことをやっていくのが一つの手です。
他の雑記ブログを見て、何があって何が無いかを見極め、何をやらないかを決めるのです。
そうして、たくさんのやりたいことを切り捨て、他との差別化に特化すれば、その分野でいい線いけるんではないでしょう。
このように、戦略を立てる時に、「なにをやりたいか」で決めるのではなく、「何をやらないか」で決めることで、他との差別化ができたり、どこかの点で特化したものになれる。
そうして、一部の市場で価値を高めていける。
その戦略のやり方の一つで、「何をやらないかを決める」というのがありました。
やりたいことを、求められていることをやるだけではうまく行かない、行きづらいことが勉強になりました。
実際に、私の当ブログの方針が「やりたいことをやる」で決めていたので、このままだと市場価値が薄いと感じました。
もし、売れっ子ブロガーになるのであれば、「やらないことを決める」勇気や決断をする必要があるなと思いました。
これはビジネス戦略でも結構重要なポイントだと思ったので、今後に活かせるように頭の中に刻んでおきます。
100円のコーラを1000円で売る方法2感想
本書は、タイトルとは裏腹に100円のコーラを1000円で売る方法は全く出てこない。
その理由は、前作100円のコーラを1000円で売る方法で紹介したからだと、語られていた。
「マジかよ」って思いましたよ。
でも、本書の内容はビジネス戦略をわかりやすくまとめられていて、私のようなビジネス初心者にもわかりやすく、読みやすかったです。
ビジネス戦略の技術はもちろんのこと、なんといっても物語が面白い。
本書の漫画バージョンも発売されていますが、それもそのはず。
物語構成がわかりやすくて、登場人物たちにも特色がある。
で、漫画版と本版を比べても、内容はほぼ同じというのがまた驚きました。
なので、この本は読みやすすぎるから、実質、漫画です。
ビジネス戦略を学べる漫画ですよ。
広く浅く学ぶにはちょうどいい本だと思います。
ビジネス戦略について気になっているのであったり、なにもしらないずぶの素人でも、大丈夫。
是非読んでほしい一冊です。
また、前作「100円のコーラを1000円で売る方法」だと、100円のコーラを1000円で売る方法をしれたり、マーケティングについて広く浅く学べます。
こちらも、漫画のように読みやすいです。
おすすめです。
100円のコーラを1000円で売る方法2まとめ
本書「100円のコーラを1000円で売る方法2」を読んで、重要だと思ったことは、
- 成功体験からの脱却
- 正しいPDCA
- 論点を網羅的に扱わない
- やらないことを決める
の以上4つあったので、それぞれについて紹介しました。
あと、本を読んだ感想としては、漫画のように読みやすくビジネス戦略について広く浅く知ることが出来たのが良かったです。
前作「100円のコーラを1000円で売る方法」ではマーケティングについて学び、続編の本作ではビジネス戦略について学びました。
次はさらに続きである「100円のコーラを1000円で売る方法3」を呼んでいきたいと思います。
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※本ページの情報は2021年2月時点のものですので、最新の配信状況はAmazon公式サイト内でご確認ください。