ふとした時に見ても、気持ちを整えてみても、泣けてしまう「あの花」。
そんな「あの花」を見て泣ける理由は、観客を泣かせるために、キャラクター達を無理やり泣かせているのではないか?
なんて、思ったりしていることと思います。
先ほど映画「あの花」を見たところ、号泣しちゃいました。
そこで、映画「あの花」は涙の押し売りアニメなのか考察していきます。
目次
あの花あらすじ
じんたん(宿海仁太)、めんま(本間芽衣子)、あなる(安城鳴子)、ゆきあつ(松雪集)、つるこ(鶴見知利子)、ぽっぽ(久川鉄道)の6人は小学生時代に「超平和バスターズ」という名のグループを結成して秘密基地に集まって遊ぶとても仲の良い友達だった。しかし、不慮の事故でめんまが亡くなってしまう。事故をきっかけに、彼らの間には距離が生まれた。
それから5年後。彼らは疎遠な関係となっていた。主人公であるじんたんは、高校受験に失敗し、引きこもり生活をしている。そんな生活を送っていたある日、彼のもとに幽霊としてめんまが現れる。じんたんにだけ見ることができるめんまはじんたんに「お願い」を頼みます。
そんなめんまからの願いを叶えるため、超平和バスターズのメンバが再び集まることに。過去の事故から、それぞれの想いが交差し、葛藤する、若者たちの物語。
映画あの花は涙の押し売りアニメなのか
結論から申し上げますと、涙の押し売りではないです。
押し売りというか、普通に泣けます。
感極まって自然と涙が出てきちゃいます。
ただ、観ているだけで、ストーリーがよくわからなくても泣けるんです。
それは、主人公たちの悲しさ、嬉しさ、罪の意識といった心情が私たち観客にスッと入ってくるからです。
彼らの気持ちが、手に取ってわかるのです。
だから、泣けずにはいられない。
また、音楽も最高で、映像と音楽が合わさったときには涙が止まることはありません。
とにかく泣けるアニメです。
ただ、上映時間99分という制限の中に何回も泣けるシーンが詰まっているので、涙が枯渇するかもしれないので、注意してください。
涙が枯渇したら、目薬でも入れるか、飲み物を飲んで涙を補給しておくといいです。
私の場合は、涙の枯渇はせず、泣けるシーンごとにテンポよく泣いていました。
あの花のどこで泣いてしまう?
この映画はとにかく泣けるポイントが多いのです。
そこで、数ある泣けるポイントから、どんなシーンで泣いてしまうのか、実際に泣いたシーンを基に解説します。
あなるがじんたんを止めようとするシーン
めんまのために必死に仕事をし、体調を崩してしまうじんたんに対し、あなるがじんたんに自分の気持ちを伝えたところ。
あなるが、めんまに一途なじんたんに対し、自分の気持ちを、感情を泣きながらぶつけていたシーンですね。
以下、作中のあなるのセリフです。
「いっちゃやだ、やだ」
「あの時だって、本当は行ってほしくなかった」
「お願いかなえたらめんまいなくなっちゃうよ」
「いなくなってもいいの?すきなのに!!」
いままで抑えていた気持ちを余すところなくぶつける姿を見ていると、観客の私も彼女の気持ちを汲み取り、気持ちが昂り涙が放出されます。
秘密基地でじんたんとゆきあつが喧嘩するシーン
死んだはずのめんまが居るかのようにふるまうじんたんに対し、ゆきあつが激怒。
じんたんとゆきあつが喧嘩するシーンです。
以下、作中のゆきあつのセリフです。
「俺たちがめんまにしたことは一生消えない」
「めんまが俺たちを許すことは絶対ないんだ」
そこで流れる、secret base ~君がくれたもの~ ZONEにより、涙の洪水です。
ゆきあつのめんまに対する「申し訳ない」感情がひしひしと伝わってくるのです。
ゆきあつなりの罪の意識や、めんまに対する情熱を受け、泣けずにはいられませんでした。
また、音楽もずるいくらい涙を誘いますね。
あそこで、この曲かけられたら、そりゃあ泣いちゃいますよ。
泣けずにはいられないですね。
ラストシーン:めんまからの最後の手紙
めんまから超平和バスターズのメンバに向けたお別れの手紙を渡すラストシーンです。
めんまが成仏する直前に、超平和バスターズのメンバそれぞれに宛てた手紙を受け取ったじんたんがいうセリフのシーンで泣けます。
以下、作中のじんたんのセリフです。
「なんだよこれ」
「なんだよめんま」
「かくれんぼなんだろ」
「だったら、お前見つけなきゃ終われねぇだろ」
多分、ほとんどの人は、ここで泣いてしまうでしょう。
私は、このシーンで涙腺の扉が開錠され、目の前が涙に埋め尽くされました。
ただ、今までの流れからどういったラストシーンになるか想像はできていて、心の準備もできていたんですよ。
で、予想通りのシーンがきたのですが、涙をこらえることが出来ませんでしたね。
普通に見ていれば、こりゃ泣いちゃうよ。
めんまが成仏してしまう悲し涙とうれし涙が半分半分と言った感じですね。
「ぅあああぁああぁぁぁんん。めんまあああああああああ」
まとめ
映画「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」は涙の押し売りアニメなのかについて考察しました。
結論から言うと、涙の押し売りアニメではいと感じました。
一般的な感動系のアニメや映画と比較すると、たしかに「あの花」では比較的泣けるシーンが多いとは思います。
しかし、映画をみている観客が自然と「泣ける」と思えるような描写やストーリーになっているので、涙の押し売りアニメでは無いと考えました。
また、私が泣けると思ったシーンを3点あげました。
この記事を、あの花を見終わった後にでも見ていただいて、再び記憶を思い出して感動に浸ってくれればと思います。
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