「君の名は。」で日本のみならず世界中を興奮の渦に巻き込んだ新海誠監督が2011年に公開した4作品目となる「星を追う子供」を見ました。
感想を言うと、意味不明でとてもじゃないけど2時間も見ていられない映画でした。
「君の名は。」や「天気の子」といった新海誠監督の最高の映画がA級映画だとすると、この映画はB級映画としか言えないようなものでした。
ただ、新海誠監督ならではの、メッセージ性はありましたが、それでも尚つまらない映画でした。
本記事では、「星を追う子供」の意味不明な点や映画を観た感想を紹介します。
星を追う子供をU-NEXTで視聴する「星を追う子供」の概要とあらすじ
「秒速5センチメートル」から4年ぶりとなる、新海誠監督の4作品目の映画です。
いままでのSF映画ではなく、ファンタジー色の強い世界観の映画になっています。
主人公のアスナは幼少期に父を亡くしてから母と二人で暮らしていた。
ある時、地下世界、アガルタと呼ばれる場所からやってきたシュンと出会い交流を重ねるごとに仲が深まっていった。
しかし、いつものように別れた数日後、シュンの死体が発見された。
そんな中、シュンと瓜二つな顔をしたシンという少年が現れる。
彼の目的は、シュンが持ちだしたアガルタへと通じる鍵であるクラヴィスを回収するためだった。
だがそこへ武装した集団と、アスナの担任である森崎が出現しアスナたちに攻撃を仕掛けた。
やがてシンは無事クラヴィスの回収に成功すると、アガルタへなんとか帰還する。
そこへ森崎達も駆けつけて地下世界への入り口を発見し、彼の目的である亡き妻リサとの再会のためにアガルタへ行くことを決める。
そのついでにアスナも同行することを決め、未知なる世界であるアガルタで冒険が始まる。
「星を追う子供」の意味不明な点
星を追う子供を見終わった感想として意味不明です。
観ていた感想として面白みがない映画のため正直言って飽きました。
とにかく、ストーリーがつまらない。
つまらないがゆえに、途中で見るのをやめようかとも思いました。
しかし、すべてを見ないで感想を言うのは作品に対して失礼なので、全部見ました。
何度でも言いましょう。
意味不明でつまらない映画だと思いました。
このつまらなさは、私のブログのように、何を言いたいのかがはっきりしないところや、流れが悪かったり、面白みに欠けることが理由だと思います。
具体的にどの辺が意味不明でつまらなくしているかを解説していきます。
アスナの行動に意味がない
主人公であろうアスナは小学生くらいの年齢で作中ではほとんどの行動が意味を持たないのではないかと思えるほど、役にたつキャラクターではありません。
ざっくりと、彼女の行動は「照れる」と「周りに合わせる」の2種類の行動しかしません。
まず、照れる行動についてですが、顔を赤らめて照れるシーンが多くあります。
しかし、照れることが物語に影響を及ぼすこともなく、感情がわかるシーンでしかない。
つまるところいうと、照れるシーンは無くてもいいくらい、物語的にどうでもいいシーンだと思う。
次に、彼に合わせる行動ですが、地上世界ではほとんど自分の意思で活動しています。
逆に、地下の世界(アガルタ)に行ってからは、担任の先生や、シンの行動に従うばかりで自分の意思を持った行動はほとんどありません。
物語の大半を占めているアガルタでの旅、冒険シーンなのにも関わらず、彼女が冒険する理由がわからない。
そりゃ、わからないといっても、前半の出来事から察するに、なんとなく冒険の目的はああいうことだろうなあと思いますよ。
でも、作中では、彼女の目的がはっきりしないまま淡々と進んでいく。
これを見ていると、周りの動きに合わせて、自分の意思はあまり持たずに、なあなあに人生を送っているんだなあと自分と重なるところとかあります。
まあ、アスナはとても若いからそういうことを気にしていないんだろうけども、観ている側としては、やっぱり腑に落ちない。
こういったことが、つまらないと感じる理由の一つです。
シュンがなにも語らない
物語の運命を握っていたともいえる中心人物の一人シュンですが、アスナと数回の交流があったのにも関わらずほとんど重要なことは語りませんでした。
むしろ物語において重要なことは臨時担任の先生である森崎がよく解説してくれた。
まあ、映画を見始めた序盤はそうゆうスタイルで謎がだんだん明かされていく感じなのかと思ったのでよかったのですが、中盤や終盤を迎えてくるともはや意味がわからん。
だれも何も教えてくれる人がいなくなる。
だから、なにかが起こってもそれについて詳しく解説してくれる人はいないから、なんとなく切り抜けて終わりといった感じで、煮え切らない。
感情移入もしずらいし、よくわからん。
まあ、これをシュンの責任として押し付けるのもどうかと思うが、物語の起点を作ったシュンに責任を取ってもらいたいところですね。
ジブリのようなB級映画
この映画をジブリのパクリだとかリスペクトがあるだとかいろいろ言われていますが、私はジブリのようなB級映画だと思いました。
まあ、ジブリ要素はストーリーではなく映像がほとんどなので、パクリとかの面で言うなら映像ですね。
だから、ジブリの映像でストーリーは新海誠ワールドと言った感じです。
映像はジブリっぽくて全然いいと思いましたが、ストーリーが意味不明すぎて頭の仲は渋滞してしまいました。
なので、素晴らしい映像だけど、意味の分からんストーリー構成だから、当然受け入れられないし、B級映画だなって感じです。
もっと悪く言うと、つまらなすぎて他の人には進めたくないレベルです。
だからと言ってみてもいない人に、この映画は見ないほうがいいとかダメ出しの押し売りはするつもりはありませんが、もう2度とこの映画は見ることはないでしょう。
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