学友会と検索して、出てくるのはたくさんのホームページばかり。
経験談はないのか?と思いましたが、ほとんどありません。
いまのご時世、情報化社会だというのに、経験談の一つもないのは寂しいです。
ということで、学友会歴3年の私が、学友会のメリットとデメリットを思いついた限りまとめました。
もし、「学友会に入ろうかなと検討していたり」、「学友会の生の声を知りたい」と思っているあなた、「これも誰かの経験談」だと思って読んでくれると嬉しいです。
では、学友会のメリット・デメリットを紹介していきます。
- 大学でサークル選びに困っている
- 学友会に興味がある
目次
学友会のメリット
学友会のメリットを10個紹介します。
主に人間関係のメリットが多くあります。
友達を作りたかったり、人脈を広げたいと考えているあなたにはぴったりな環境だと思います。
私の経験から言える、学友会のいい点をご紹介します。
幅広い学科の人と関われる
もちろん、サークルに入れば大学にいる、多くの人と関わりをもつことが出来ます。
しかし、学友会はサークルというより組織です。
それが影響しているのか、大学のすべての学科の人が集まりやすいです。
私が学友会に在籍していたここ数年ですが、大学にある10数個すべての学科の人がいました。
そのため、自分の学科以外の話をリアルタイムで聞くことが出来たり、様々な価値観の人と交流できるメリットがあります。
また、他学科には他学科の面白いエピソードがたくさんあり、それを聞いているだけでも楽しいです。
他にも、面白い人もたくさんいますし、何より個性が強い人が多くいます。
同じ学科の先輩にアドバイスをもらえる
先ほど、ほぼすべての学科の人が在籍しているとお話ししたように、高確率で、同じ学科の先輩がいます。
メリットは、先輩達から大学生活や学科の勉強についてアドバイスがもらえることです。
お願いすれば、テストの過去問ももらえるかもしれません。
ただ、自治会に関わらず全てのサークルでも、同じ学科の先輩がいればアドバイスはもらえると思います。
もし、同じ学科の先輩が絶対いてほしいと思うなら、先輩のいるサークルにはいるのがいいかもしれませんね。
まあ、そうはいっても、あなたのやりたいサークルに入るのが一番だと思いますよ。
つまらないサークルや、合わないサークルに入った友人はほぼ全員辞めています(笑)
意識高い人が多い
意識高い学生生活をしたいと考えているなら学友会に入るのはメリットです。
学友会は、中学や高校でいう生徒会のような立ち位置なのでその影響か意識が高い人が多い気がします。
なかには、私のように、お気楽でマイペースな人もいますが、中高で生徒会をやっていたなんて人も結構います。
もし、意識が高い人の近くで学生生活を過ごしたいのならピッタリかもしれません。
これを機に、あなたも意識が高い人の仲間入りしちゃいましょう。
意識は高いけど頭がよくない人もいるよ!!私のようにね!!
人脈が広がる
現役メンバーは大学1年生から4年生までと多くのメンバーがいます。
それに加え、卒業されたOBやOG、教職員と関われるので人脈が広がるメリットがあります。
人脈が広いに越したことはありませんからね。
大学では、人脈を広げたいと考えている人にはいいかもしれません。
まあ、これも他のサークルでもいえることですが、大きな違いとしては教職員とOB・OGとのかかわりですかね。
季節の変わり目ごとに納会とかいう食事会が開かれたりしています。
OBさんとかは、突然来て「はい、お土産~」とか言ってお土産を置いてすぐいなくなっちゃう人とか、めっちゃ飲みに誘ってくる人とか色々います。
要は面白い人が多いいです(主観)
友達ができる
友達は必ずできます。
これは、本当!!
たしかに、会に入会したての頃は「あなた誰?」状態が続きますが、数カ月もすれば「お~い○○!!」って具合に仲良くなります。
そんなもんです(笑)
たとえ、あなたが話すのが得意ではなくても、1年間や2年間も一緒にいると自然に友達になっています。
また、大学では1~4年と年の差がわりと開きますが、先輩でも後輩でも仲良くなれます。
本当に仲良くなるとよく飲み会とかします。(遠い目)
そんな具合で、学友会にはたくさん人がいるのでいろんな人と仲良くなれるメリットがあります。
学生・サークルの上位組織という肩書
大学によっては違うかもしれませんが、私の所属していた学友会は、大学のサークルを束ねている上位組織でした。
そのため、権力やネームバリューがそのへんのサークルよりも強いというメリットがあります。
そのくせ、学友会に入るのは簡単です。(笑)
学友会の会室に足を運んで、「入りたいです」って言えば入れます(本当)。
私は、そんな軽い感じで入りましたよ。
もし、あなたが手っ取り早く権力や肩書がほしければ学友会に入るのもいいかもしれません。
企画を運営できる
企画を運営をする貴重な体験ができるメリットがあります。
ただ、企画の運営の目的が「学生のため」とか言っておきながら、テスト期間はもちろん、春夏冬の長期休暇の時も容赦なく企画の準備とかするんですよ(笑)
一言で言うなら「ブラック企業」。
もちろん給料なんて出ないので、ブラック企業というより、ボランティア活動ですね(笑)
まあ、企画の運営は楽しいです。
100%自分たちで考えて自分たちで企画を運営するのは学生生活のいい思い出にもなり、いい経験にもなります。
もし、あなたが「企画を運営したい!!」というやる気に満ち溢れているなら是非学友会へどうぞ!!
自分の会を管理する
学友会以外にも、体育会や文化会の自治会があると思います。
それら自治会は傘下のサークルの予算管理や活動の管理が主な仕事でも。
対して学友会は、傘下のサークルは特になく独立した組織です。
そのため、学友会を管理するのは学友会がやります。
自分の所属しているサークルの予算管理や活動報告をして会員と情報共有をします。
会社のようなことをするので面白いですよ(笑)
そのような「管理がしたい」という方はやってみるのは面白いと思います。
物珍しい経験になりメリットがあると思いますよ。
面白い人が多くいる
何と言っても面白い人がたくさんいるのはメリットです。
私は、元々サークルには入る予定はなかったんです。
サークル見学に行ったら、不愛想な対応をされたり、部室の奥でスマブラをしながら対応されたり。
初めての大学で、初めてのサークルなのに、よくない印象しかありませんでした。
見てて面白さをみじんも感じられなかったので、大学の授業とバイトでもして大学生活が終わるのかなと思っていました。
ですがある時、たまたま仲のよくなっていた学科の友達が「学友会」という聞きなれないサークルに行くというのでついていくことにしました。
もちろん入る気などなかったのですが、行ってみると、視界いっぱいに広がる面白い人たち。
話す内容がとても面白く、3秒で気に入りました。
「ここに入ろう」と。
なので、特にサークルとか考えていなくても学友会に足を運ぶ価値はあると思いますよ。
多分、面白い人が待っていますから(笑)。
プレゼン能力(考え・意見を伝える能力)が上がる
プレゼンする機会が多いので、プレゼン能力を高められるメリットがあります。
あなたが思っているより、大学生活の中で自分意見をいろんな人に伝える機会ってないのです。
それに加え、大人数に説明することや、自分の意見を相手に伝えるのは難しいことです。
ですが、学友会ではことあるごとに会議があります。
まあ、これがめんどくさいっちゃめんどくさいのですが、自分の考えや意見を言う貴重な機会になります。
これによってあなた自身のプレゼン能力(相手に自分の意見を伝える力)を育てることが出来ます。
とくに、先輩は上手なので、先輩から得られるコツもあります。
また、場慣れすることによって緊張もしづらくなり、上達するでしょう。
プレゼン能力やトーク力を上げたい人には良いかもしれませんよ。
学友会のデメリット
先ほど学友会の10個のメリットを紹介しましたが、ここでは学友会のデメリットを10個紹介します。
同じ10個です。
良い面もあるし、悪い面もあるということです!!
詳しく見ていきましょう!!
上下関係がある
体育系の部活動のようなデメリットがあります。
基本的に4回生(大学4年生)が最高学年です。
その下に3回生(大学3年生)、2回生(大学2年生)、1回生(大学1年生)と続きます。
昔の不良漫画のように、
なんてことはありません。
ただし、社会人マナー(体育会系)のように、上下間の決まり事みたいなものがあります。
例えば、
- エレベーターでは最後に降りる
- 懇親会等の食事会で先輩に飲み物を注ぐ
- 敬語を使う
- 先輩と並んで歩かず、一歩後ろを歩く
- 挨拶をする
等があります。
基本的には社会人マナーのようなものが多いです。
せっかく入った自治会系サークルで、先輩にマナーについて、うるさく言われるかもしれないので、あらかじめ注意しておきましょう。
職員との交流が多い
職員との交流が多いデメリットは好き勝手出来ないことです。
大学が公認しているサークルには必ず顧問となる先生がいます。
それに対して、学友会は大学の職員(複数)が顧問のような立ち位置のためサークルと比べ、多くの大学職員や教職員との関わりが多いです。
悪い言い方をすると、あまり好き勝手出来ません。
どのような点で教職員と関わるかというと、
- 懇親会等の食事会
- 自治会の運営する企画
などです。
連絡頻度が多い
連絡頻度が多いことでプライベートな時間にも会の連絡がくることがデメリットです。
連絡手段はそれぞれ違うと思いますが、多くの場合、line(ライン)を使用します。
100人以上いるグループもあれば、少人数のグループも作られると思います。
そのため、常に誰かから連絡が送られてきます。
必要な情報なのか、不必要な情報なのかを取捨選択しましょう。
また、学友会で活動をしないときは、携帯をマナーモードにするか、グループの通知をoffにしておいたほうが無難です。
常に情報が飛び交っているので、携帯が鳴りやむことはないかもしれません。
目立つものは杭を打たれる
学友会はみんな同じことをして統一感を出すことが多いです。
そのため、あまりに他の人と違うことをすると周りから杭を打たれます(叩かれる)。
他の人とは違う自分の魅力を最大限発揮するのには、学友会は適していないかもしれません。
個性を発揮し、周りの人と差別化を図る予定がある人は、杭を打たれる覚悟をしておきましょう。
ただし、杭を打たれたとしても折れないでくださいね。
杭を打たれてもへこまないで、ポジティブに考えましょう。
目立つと杭を打たれるかもしれないことを注意しておきましょう。
多くの時間を使う
会の活動で多くの時間を使うことがデメリットです。
みなさんが想像しているよりも多くの時間を必要とします。
仕事に多くの時間を費やし、学生生活や私生活に支障をきたす人も一定数います。
サークルは週に1回程度の集まりがあるくらいですが、学友会は違います。
営業時間というものがあり、多くの自治会は平日5日間営業しています。
それに加えて土日のどちらか一日に定例会(集まり)があるところもあります。
そのほかに、自治会による企画を行うにあたり何カ月も前から準備を行ったりします。
準備にも多くの時間を費やしますし、企画当日は1日中(12時間以上)活動したりします。
学友会に入りたいと考えている方は、時間をたくさん使うということを注意しておきましょう。
ストレスがたまりやすい
意見の衝突や人間関係でストレスがたまりやすいのがデメリットです。
物事が常に上手くいくわけではありません。
時には自分の思い通りにならないことはあります。
自治会の活動でも、自分の思うように進まないことや、他の人との意見が衝突などしてストレスになることがあります。
自治会に限った話ではないですが、学友会では活動時間が長く、人間関係でのいざこざでストレスを感じることも多くなることでしょう。
常にストレスにさらされるかもしれないので、注意しておきましょう。
無駄な時間が多い
先ほど、多くの時間を使うことを紹介しましたが、すべての時間が有意義な時間ではありません。
経験の浅い学生が運営しているため、無駄な時間が出来てしまいます。
このように思うこともしばしば。
無駄な時間を発見したらそれを無くせるように積極的に行動していきましょう。
また、学友会に限らずサークルでも同様に無駄な時間が発生することを注意しておきましょう。
自由度が少ない
サークルは自由度が高いと思われる方もいると思いますが、学友会はサークルのように自由ではありません。
ガチムチのルール(規約)があり、それに従って動かなくてはなりません。
そのため、自由にやるのが難しいことがデメリットです。
自由の制限がある分、ある程度の統制がきちんと取られますが、無駄だと思うルールもたくさんあります。
そんなルールは変えてしまいましょう。
そうすれば、快適な自治会サークルライフが訪れます。
自治会系サークルはルールが厳しいということを注意しておきましょう。
自治会同士の交流は少ない
大学には主に、以下に示した、3つの自治会系サークルがあります。
- 文化会
- 体育会
- 学友会
自治会サークル同士は交流があると思われるかもしれません。
しかし、実際には大した交流はありません。
その理由として、活動内容が違うこと、合同で協力してやる企画も少ないことが挙げられれます。
そのため、自治会間では大した交流がありません。
また、関わる機会も少ないこともあり、お互いがライバルのような関係を築いていたり、敵対組織のように仲が悪かったりします。
自治会に入ったからといって、他の自治会とは大した交流は無いということを、頭に入れておきましょう。
出費が多い
サークルでは月や年毎に部費を徴収しますが、自治会の多くは部費のようなものはありません。
しかし、自治会の合宿や、懇親会費、食事代などで結構出費があります。
そのため、結構お金がかかるサークル並みに自治会でもお金を使うことがデメリットです。。
自治会でもお金の出費が多めにあるということを注意しておきましょう。
出費の一例ですが、現在も残る良くも悪くも後輩に奢る風習があります。
一部の先輩は、見栄や力があることを見せつけるために、後輩にご飯を奢ったりします。
後輩に奢るのは完全に任意ですが、奢るとなると出費が増えます。
お金に余裕がない方は無理して奢ったりしないようにしましょう。
自分が先輩になったときに、後輩に奢ったりするかもしれないことを注意しておきましょう。
学友会のメリットとデメリットを要約すると
今回紹介したように、学友会には様々なメリットやデメリットがあります。
主要なものは以下の通りです。
- 人脈が広がる
- 企画運営ができる
- プレゼン能力向上
- 人間関係のストレス
- ルールで縛られるため自由度が少ない
- 出費が多い
大学ごとに学友会があるので、これらの点が当てはまらない場合や、ここに書いていないことがあるかもしれません。
もし、学友会に入ろうと考えているのであれば、一度足を運び実際に見てください、聞いてください。
面白いと感じたなら入るのをおすすめします!!
学友会に3年間所属して思うこと
先ほど、学友会のメリット/デメリットを紹介しましたが、実際に所属していてどう思っているかをお話しします。
一言で表すならば「1年を通して友達と一緒にイベント企画をするサークル」です。
ただし、一年間ほどんど休みが無いので超ブラック企業です。
学生の本来やらなくてはいけない勉強もまともに手が付けられないくらい忙しくなることもあります(泣)。
まあ、それがやりがいに繋がったり、なんだかんだ楽しかったりします。
ただ、平日だけにとどまらず土日も休みが無くなることも多く、休めません。
それが、ただただしんどいです(疲)
また、学友会は大学を代表する組織(サークル)であり、車1台を余裕で買えるくらい多額の予算が組まれています。
そのため、大学は私たちに「結果」を求めます。(圧力)
だから、私たち学友会は結果を出すために、企画を成功させるために汗水たらして働くのです。
学友会には「逆らう」なんて言葉はありません。
従順に従うのみです。
例えるなら、下請けが大企業に仕事を押し付けられている感じです。
学友会的には大学に逆らえないので、無理な要望で振り回されたりします。
と言いましても、楽しいことは楽しく、つまらないことはつまらないです。
それが、学友会に3年間いて感じたことです。
あなたの参考になれば嬉しく思います。