大学生になってアルバイトを始めてから、面倒な人間関係や劣悪な労働環境のアルバイトをたくさん経験しました。
例えば、シフトで決められた時間でバイトが終わらず当たり前のように残業が必要なバイトや愚痴、人の悪口、怒り狂う人がたくさんいるバイトです。
そのようなバイトの経験を積んでみると、一番最初に働いたスーパーのアルバイトが「楽な仕事」だったことに気が付きました。
その経験から、楽して稼ぎたいと考えているあなたに「スーパーの品出し」をおすすめしたいのです。
特に、これからバイトを始めるであろう高校生や大学生に!!
なぜなら、スーパーのバイトは楽だから!!
今回は、大学生がいくつものアルバイト経験から「スーパーの品出し」をお勧めするにあたり、仕事内容や労働環境、私の経験した経験を交えてご紹介します。
この記事で紹介すること
- 仕事内容
- 労働環境
- 時給、給料
- バイト面接
目次
品出しでやるべき仕事は主に3つ
スーパーの品出しの仕事は主に3つあります。
品出し、商品の整理整頓、接客です。
いずれも簡単で単純な仕事で、学歴やバイト経験を問いません。
スーパーのアルバイトが楽とよばれる理由は、この仕事内容にあります。
品出し、商品整理、接客の仕事内容について詳しく解説していきます。
仕事①:品出し
スーパーのアルバイトの醍醐味と言ったら品出しです。
品出しの仕事とは言葉の通り、品物を店頭に並べる仕事です。
仕事の手順はとても簡単で3ステップあります。
- お店の倉庫(バックヤード)から商品を持ってくる。(この際に、台車などを使用し、何十品目もの商品を一度に運びます。)
- 品物を棚に並べる。(持ってきた商品を店頭に並べます。)
- 2が終わり次第、再び1を行う
シフト時間中に、この3ステップをひたすらすればいいのです。
ね?簡単でしょ?
頭を使う必要はありません。
大学の課題や趣味、好きなこと、最近見たニュースなどを思い浮かべながら仕事に取り組めば大丈夫。
アルバイト初心者でも簡単にできるのが品出しの特徴です。
仕事②:商品を綺麗に陳列する
スーパーで綺麗に陳列された商品たちをみたことはあると思います。
それは私たち品出しの担当者が商品を綺麗に整理をしているからなのです。
仕事内容は言葉の通り、商品を綺麗に並べることですが、中には難しいものがあります。
難しいと言えば、ポテトチップスのような袋に入っているものです。
袋菓子や袋で梱包されている商品は自立するものが少なく、きれいに並べるためには商品を立たせなくてはいけません。
立たせる方法は商品がたくさんあるときと無いときで違います。
商品がたくさんあるときの立たせる方法
商品棚の奥に商品を寝かせて詰め込み、前から3列ほどの商品だけ立たせて陳列します。
商品がたくさんあれば、奥にいれた商品で前に並べる商品を支えることが出来るため、比較的簡単な作業になります。
商品が少ないときに商品を立たせる方法
商品が少ないと奥に寝かせた商品で前の商品を支えることが出来ません。
そのため、強引な手段ですが、商品を直接棚に引っかけます。
袋の上を棚の上の隙間に、袋の下を棚の下の凹みに上手に引っかけることで、たった1つの商品が自立することになります。
自立しないポテトチップスの袋のようなお菓子系や、乾物などは商品棚に並べるのが大変なので疲れます。
反対に、商品を陳列するのが簡単な商品はは、ペットボトル飲料やカップ麺、缶詰等です。
これらの商品を陳列するのが簡単な理由は、1つ1つが自立して立つことができる形状の商品からです。
私は、缶詰を1m程度に積み重ねることが出来たときにすごい達成感を感じました。
1mともなると少しの揺れで勝手に崩れちゃうくらいバランスが悪くなるのでよくバランスを保てたなと思い出があります。
このような自立してくれる商品は並べるのにも手間がかからず神経を集中する必要も無いので楽です。
仕事③:接客
品出し担当者には縁がないと思われがちの接客ですが、たまにあります!
ただ、アパレルや飲食店のようにお客さんとよく話すようなものではないので、接客が苦手なあなたでも大丈夫です!!
もし、あなたが接客得意ならもっと大丈夫を超えて余裕です!!
「いらっしゃいませ」すら恥ずかしくて言えないコミュ障な私でも大丈夫なくらい簡単な接客しかありません。
実際にあった接客の経験を紹介します。
商品の場所を聞かれる
例:「苦いチョコはどこにありますか?」
ほとんどのお客様は、このように商品がどこにあるのかを聞いてきます。
その場合、商品の場所に案内するか、商品がある場所の位置をざっくりと教えます。
ただし、お店が取り扱っていない商品や、自分ではどこにあるのかわからない商品を聞かれることもあるので、その時はアルバイトの先輩か社員の人に聞きましょう。
高確率で、そのまま接客もしてもらえたりします。
商品の場所を聞かれたら、その場所を答えるだけ!!
コミュ障でも大丈夫!!簡単です!!
品出し部門の管轄外にある商品の場所を聞かれる
卵は精肉部門の担当のため、品出しの管轄外です。
魚を扱っているのは鮮魚部門です。どれが新鮮な魚かはわかりません(泣)。
さつまいもは扱うのは青果部門です。(でも、さつまいもの場所はわかります。よく買うからね!)
お客さんから見たらスーパーの店員なので店のことがすべてわかっているように思いますが、実際には自分の部門のことしかよくわかっていません。
なので、お客さんに自分の部門管轄外の商品を訪ねられたら、
- その部門の人に聞きに行く
- 社員に助けを求める
- プロのバイトマンに助けを求める
などの対応をすれば大丈夫です。
先輩や社員さんがやさしい場合、その後のお客さま対応をやってくれたりします。
難しい質問には答えられなくても大丈夫!!
担当の人に聞こう!!
理不尽な要望をぶつけてくるお客様
ごくまれにですが、理不尽な要望をぶつけてくるお客様(クレーマー)がいます。
実際にあったお客様の例がこちらです。
この時は、お店で取り扱っていないことを伝えたら怒られるという体験をしました。
私としては、大型スーパーで買えばいいじゃないかと思ったのですがね。
なぜ、無いものを求めるのか?
お客様というのは何を考えているのかわからないものですね。
このように、意味の分からないいちゃもんを付けられることは、たまにあります。
自分で対処できないと感じたら、社員を呼びましょう!!
よくわからないときは先輩や社員に聞けば大丈夫です。
スーパーのすばらしい労働環境
他にもバイトをしてきた経験から言って、スーパーの労働環境はとてもいいです。
その理由を4つ、紹介します。
定時で帰れる
サービス残業が盛りだくさんなこの世の中で、定時で帰ることが出来ます。
逆に言うとほとんど残業はできません。
私の働いていたスーパーは固定シフト制で、予定されているシフト時間内で仕事が終わります。
残業したことはありません。(私、定時に上がるので)
むしろ、仕事が早く終わり、シフトが終わるまで30分ほど暇になることが多かったです。
そんな時は、商品が乱れていないか確認しながら、店内を徘徊しています。
それが仕事ですから!!
年齢層が広くめんどくさい人間関係がない
スーパーの社員の年齢は30歳~65歳と中高年以上の方が多くいます。
パートは主婦が多く、30歳~貫禄がある方まで幅広い年齢層の方が多いです。
アルバイトは高校生から大学生、20代後半までの若い人がいます。
スーパー1店舗で何十人もの人が働いていますが、仕事の性質上、あまり話すことなく仕事ができるので、コミュニケーション能力が低くても大丈夫です。
一度の出勤で2、3回しか会話をしないで終わるなんてこともよくあります。
言葉は必要ありません。ジェスチャーでなんとかなります。
天候に左右されない
初めてのアルバイトで、室内か室外かを考えている人は少ないと思います。
そんな方には室内のアルバイトをおすすめします。
室内がおすすめな理由として天候に仕事が左右されないことが挙げられます。
雨が降ろうが、雪が降ろうが、風が強かろうが、暑い日や寒い日も関係ありません。
室内であれば常に適温で保たれており、自然現象の影響がほとんど受けなくて済みます。
それに対して外のバイト(デリバリー、郵便配達等)だと自然の影響をもろに受けます。
雨の日に雨に打たれながら働くより、室内でいつもと変わらない仕事をする方がいいです。
これらの理由から、室内で働けるスーパーのアルバイトはおすすめです。
忙しさにばらつきがない
品出しの仕事は毎日同じことの繰り返しです。
お客さんが多いからと言って特段影響を受けるわけではありません。
忙しさがお客さんに左右される部門はレジくらいでしょう。
そのため、急に忙しくなり、ストレスを感じることもほとんどないといってもいいです。
毎回同じような仕事を淡々とこなせばいいのです。
それがスーパーの強み。
時給は?どれくらい稼げる?
スーパーの仕事は楽で、労働環境はいいと言ってもお金が稼げなきゃ意味がないです。
私が働いていたスーパーの時給は、高校生850円で大学生900円でした。
まあ、最低賃金ですね(笑)。
週に10時間=月に40時間程度働けば、3万6千円稼げます。
多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれだと思います。
私の考えでは稼げていると思います。
その理由として、先ほど紹介した簡単な仕事と職場環境であり、リスクが少ないことがあげられます。
とても簡単な仕事をして、めんどくさい人間関係も無く、時給の高いバイトにありがちなリスクがほとんどありません。
例えば、デリバリーの仕事だと、バイクで配達を行うので交通事故が起きるリスクがあります。もし事故が起きれば後遺症が残ったり、最悪の場合死に至るかもしれません。ただし、このリスクがあるから時給1000円以上なんですよ。
それに対して、スーパーの品出しでは、自分の命を脅かすようなリスクはないと言えます。
なので、時給が900円程度と低いですが、時給が1000円以上と高いアルバイトをしている人は大きなリスクを背負っているかもしれないと考えましょう。
ノーリスクで簡単な仕事をして時給900円も貰えるのは、楽に稼げていると言っていいのではないでしょうか。
スーパーのバイト面接
スーパーのアルバイトをするにあたり、個人経営店を除くほとんどのスーパーは面接があります。
私も面接をしましたが30分ほどで終わる簡単なものでした。
- 履歴書について少しお話。質問等。(5分)
- 簡単な算数のテストと実際にお金を数える(15分)
- 希望部署や出勤日、シフトについて相談(10分)
スーパーの面接をする目的は「簡単な適性検査」と「どんな仕事をしたいか」を聞くことです。
あまりにも非常識な発言や行動をしない限り面接で落とされることはないでしょう。
履歴書についての話
初めに履歴書について質問や話があります。
質問内容は2つほどです。
- スーパーに通う際にどうやってくるのか(交通機関?自転車?)
- 職歴があればどんな仕事をしていたか。職歴がなければ、なぜこの仕事がしたいのか。
[jin_icon_pen color=”#e9546b” size=”18px”]初めに、どのようにスーパーに通うのかを聞かれます。
私は、自転車で行ける距離だったので交通費が支給されませんでしたが、交通機関を使って通う場合は1日当たり数百円かは支給されるお店が多いです。
[jin_icon_pen color=”#e9546b” size=”18px”]次に職歴の有無についてです。
私は初めてのバイトにスーパーを選んだので、志望理由を聞かれました。
ただ、私の場合は少し特別で、私の姉も同じ店でアルバイトをしていたこともありほぼ顔パスでした(笑)
たしか、志望理由は「お金が欲しいから」と言った記憶があります(笑)
面接官がスーパーの副店長だったのですが、この志望理由を言ったら笑って歓迎してくれました。
「面白いやつが来たな」とでも思われたのかもしれないです。
いままでに他の仕事をやっていた経験があるならば、それについて聞かれますし、未経験であれば志望理由を言えば大丈夫です。
スーパーはどこの店も人手不足なので基本は働くことが出来ます。(店長から聞きました)
簡単なテストとお金を数える
面接で簡単なテストをやるといわれ、ひたすら簡単な計算問題や、様々な図が書いてあり正しいものを選ぶ問題が4択で100問くらいのテストをやりました。
性格診断テストのようなものです。
時間内にすべての問題が解けないような量があるので、特に対策とかはしなくて大丈夫です。
テストの後には実際のお金を数えるテストをしました。
20~30枚の札束を渡され正しい枚数を数えるテストです。
普通に数えれば大丈夫です。
これらのテストが合否の判断材料の1つにはなりますが、そこまで重要視するものではないです。(店長に聞きました)
気持ちを楽に受けましょう。
結局は加工食品の品出し部門に配属されたのでお金に触れる機会はありませんでした(笑)
希望する部署と出勤日について話があります。
希望する部署(レジ、加工食品、精肉、青果、鮮魚、、、)についてと、出勤日を決めます。
一度配属された部署から、違う部署に変更するということは基本的にありませんので、自分のやりたいことを決めておいてください。
出勤日は、働き始めた後に変更することはできます。
私の働いていたスーパーは固定シフト制でしたが、大学のサークルの予定と被ることが多く、出勤できない日が多かったことを理由にシフトを変更することが出来ました。
なにかしら理由を言えばシフトは変更できます。
ただ、面接の段階で、いつ働けるかを決めておくのが無難です。
バイトするならスーパーの品出し
スーパーの仕事内容は「品出し、商品を整える、軽い接客」と簡単です。
さらに労働環境は「定時で帰れる、めんどくさくない人間関係、天候に左右されない、忙しさにばらつきがない」とホワイトな環境です。
このような良い労働環境のバイトはそこまで多くないですよ!!
ただ、お給料は低いです。
その分仕事が簡単なのでOKですね!!
バイトをしたくて何をやるか迷っているならスーパーに行ってみてください!!
スーパーの品出しはおすすめです。