大学生活

【大学】学友会の伝統に反発した結果から学んだこと

出る杭は打たれる。実際に杭を打たれた実話

学友会には、非効率で無駄としか思えない会議や、マニュアル読み合わせがありました。

それがストレスでした。

どうせなら、効率よくやりたいものです。

そこで、企画の責任者になり、誰もやってこなかった独自のやり方で改善していこうと思ったのです。

実際にやってみたところ、自分の中では上々の成果が出ましたが、周りから非難の声が上がり、鬱になりました。

その後、鬱から立ち直った今では、「気にすることでは無い」ことがわかったのです。

そこで今回紹介する内容は、私が学友会の気に入らなかった古臭いやり方を改善し、独自のやり方でやったところ批判された話です。

紹介する内容
  • 学友会の経験談
  • 学友会の伝統に反発
  • 杭を打たれる

時代遅れだと感じた学友会の伝統

学友会というのは、「学生のため」という売り文句で活動している大きな学生組織(自治会)です。

在籍するメンバーは大学1年生から大学4年生まで合計100人を超えます。

活動内容は多岐にわたり、大学祭(別名:学園祭、文化祭等)の運営のような大規模の企画や、各季節ごとに行う中規模の企画、地域貢献などの小規模な企画まであります。

また、歴史も長く、軽く20、30年は超えている歴史ある組織(自治会)なので先輩たちのやり方が継承されていました。

そんな学友会での不満点は、2つありました。

頻度が高くなにも成果が出ない会議電子ファイルで送られてくるマニュアルの文字が小さいことです。

それを改善するためには、意見を言うだけではなく実際に行動に移した方がいいと思っていました。

そしたら、ちょうどよく機会があったので実際に祭り企画の責任者になりました(笑)。

この時大学2年生でした。

悪い点
  • 生産性のない無駄な会議
  • マニュアルの文字が小さい

無駄な伝統①やる意味の無い会議

企画をやるとなったとき、一般的に決めることと言えば、「背景」、「目的」、「内容」、「予算」、「当日の動き」、「場所、日時」くらいでしょうか。

しかし、学友会の企画の場合、毎年同じ企画をやります。

なのでやる内容が少し違うだけで、時期や場所、予算のほとんどが決まっています。

そのため、多くの時間は内容を決めることに使われます。

まあ、それはいいのですが、毎年やる企画が同じなら去年と全く同じ内容の企画うを行うとすれば決め事もほとんど無くなりますし、そのために使う時間も減らせます。

ただし、そのような考えは学友会の伝統が許しません。

なので、毎年恒例の「過去の企画内容との差別化」を図ってしまいます。

そうなれば、0から企画を考えることになるので、今までと同じくらいの多くの時間がかかります。

なので、去年の企画の反省も何も、生かすものがないんですよ。

やることが全く違うので。

このような背景があるので、1時間や2時間の会議を週に2回とかやってしまうんですよ。

なにせ0から考えるので時間がないんですよ。

これだけでなく、会議中に意見の相違などはもちろん出るので、本当に時間がないです。

私からしたら、その会議が無駄で無駄で仕方なかったのです。

無駄な伝統②全員でマニュアル読み合わせ

会議の他に、企画当日までの数カ月の準備期間にスタッフの行動マニュアル」というものを学友会全体で読み合わせないといけない伝統もありました。

その読み合わせというのは早くても20分くらいかかり、遅くなると1時間かかるなんてことも当たり前でした。

とても長い時間がかかるのです。

酷いときには授業1コマ(90分)以上もやるときがあります。

その時使う、マニュアルはPDFかワードで学友会のグループラインに送られてきます。

これが、10.5フォントでたくさんの文字が書かれているんですよ。

見る端末はスマートフォンなので、みんな目を細めてみたり、拡大して数文字ずつ読むのです。

  • マニュアルを作るのはパソコンで、見るのはスマホです。
  • 全く持ってスマホユーザのユーザビリティなんて考えられていません。

だから、すごく読みづらいです。

でもマニュアル読み合わせをした結果、企画当日の動きが素晴らしいものになれば、この活動のやり方が正しいと思います。

しかし、実際にマニュアルに書かれていることを覚えているのは、責任者1人くらいです。

なので、これらの作業をやる意味が全く持って無いのです。

  • マニュアル読み合わせに時間がかかりすぎる
  • 文書をスマホで見るから見づらい
  • 読み合わせたところで、ほとんどの人は覚えていない

伝統に反発し仕事のやり方を変えてみる

ここまでに、ストレスになる素材は紹介しました。

次はこれらのストレスを減らすための改善工程です。

思い切って以下の2点に力を入れました。

  • 無駄な会議を減らす
  • 仕事のやり方を変える

無駄な会議を減らした

先ほども言いましたが、集まるだけ集まって無駄な話(1,2時間)をして終わり。

そのような「会議というにはほど遠い」雑談会ような時間が企画中に多くとられていました

まあ、それが学友会の伝統なんですけどね(笑)。

でも、私はこの時間が本当に、無駄な時間で嫌いでした。

ということで、企画の責任者になった私はその無駄な集まり(会議)をバッサリカットしました。

前年比90%減くらいにはしました。

でも、それで正解でした。

そもそも、会議をしてやるようなことはほぼ無かったので、これくらいでちょうどよかったです。

無駄な会議を減らす

仕事のやり方を変える

この、「時間の無駄」な読み合わせを有意義なものにしようと、私はいままでのやり方を変えました。

そして、新しいやり方で進めました。

具体的には、

「実際にやって、当日の行動を覚える」

これに重点を置きました。

そのため、マニュアルの読み合わせの時間を削りました。

実際にやったマニュアル読み合わせの時間は10分程度だったと思います。

自分の中では、計画通りに進んだので嬉しく思っていました。

しかし、この後に、まさか杭を打たれてしまうとは。

無駄な仕事を減らす

学友会で杭を打たれる

杭を打たれる

杭を打たれたのは、読み合わせが終わった後の質問時間です。

先輩2人、同期1人の3人から杭を打たれました。

先輩1号
先輩1号
お笑いやってんじゃねーんだよ
先輩2号
先輩2号
PCだと、文字が大きすぎる。なぜこんなにも文字が大きい?
同学年1号
同学年1号
同学年として恥ずかしいです

はい。皆さん、お気付きでしょうか?

質問をしているのは1人だけだということを。

先輩2号だけが、質問(クレーム)をしているのです。

あとの二人は、質問というか、ヤジに近いです。

周りには100人程度の会員がいる中、このような意味の分から理由で叩かれました。

周りの人は、浮いた私を異物を見るような目で見てきます。

これぞまさに、同調圧力です。

私は、驚きすぎて頭の中は、上の空でした。

質問時間に質問以外を言われるとパニックになり、頭の中が真っ白になる

お笑いやっているんじゃないよ

先輩1号
先輩1号
お笑いやってんじゃねーんだよ
ひろとん
ひろとん
はい。はい。すみません。

なぜか、「お笑いやってんじゃねーよ」と怒られました。

会議時間を大幅に減らしたのが原因でしょうか?

とりあえず平謝りしときました。

上司が怒っていたら、とりあえず謝っておけばOKって秘書検定2級でならったので実際に謝りました。

勉強したことが実際にいかせてよかったです。

こうゆうときのための勉強なんだとあらためて思いました。

パソコンにとって大きすぎる文字

先輩2号
先輩2号
PCだと、文字が大きすぎる。なぜこんなにも文字が大きい?
ひろとん
ひろとん
はい。PCでは文字が大きいとのことですが、今回はスマホでの見やすさにこだわって作りました。PCでは複数ページにしてご覧ください。

※マニュアル読み合わせの際、PCで見ているのはこの先輩くらいで、他80人はスマホで見ている環境での質問です。

会員の99%が使用しているスマホ向けに見やすい文字の大きさで作ったものがPC利用者に文句を言われるとは、驚きました。

開発コンセプトであるスマホでの見やすさを伝えましたが、納得のいかない顔をしていました。

まじ、どうゆうことやねん。

そこまでして、私のことを陥れたかったのでしょうか?

気に食わなかったのでしょうか?

これが社会というものなのでしょうか。

社会の理不尽な厳しさを身をもって思い知りました。

極めて恥ずべき行為である

同学年1号
同学年1号
同学年として恥ずかしいです
ひろとん
ひろとん
…….(えっ??)

本当に、頭が真っ白になりました。

先輩2人からの意味のわからん質問で疲弊していたところで、「他に質問あるか?」と聞いたら、同期からの質問が来ました。

同期だからまともな質問をしてくれるかと思っていたのに。

まさかの、「同学年として恥ずかしいです!!」と。

もう、意味わかんないよね。

せめて、質問をしてくれや。

皆さんお忘れかもしれませんが、いままでの時間は質問時間なのです。

疑問を問いかける時間です。

それなのに、「批判」とでも言いましょうか。

とにかく、私には理解が出来ませんでした。

学友会の伝統に反発した結果

周りには100人くらいの会員がいた中でのマニュアル読み合わせでしたが、私はこの3人に杭を打たれたことで、心が折れたというか、疲弊しました。

周りからは「落ち込むな」みたいな同情をされましたが、むしろ落ち込んでいるのは質問してきた人ではないかとも思いましたね。

その後は、変な会議を行ったとして「無能」のレッテルを張られていました。

とても悲しかったです。ひどく落ち込みました。

その状態で、企画当日も迎え、残念なことにあまり楽しめませんでした。

しかし、転機は訪れました。

企画が終わって数日経った頃、私の周りの人を中心に、質問とは言えない「ヤジ」を飛ばしていただけだと認知されました。

そのおかげもあり、私の無能レッテルは無事無くなりました。

このような形で、杭を打たれた話は終わました。

ハッピーエンドですが、杭を打たれたことでひどく落ち込みましたし、つらかったです。

反発して、学んだこと

周りと違うことをすると杭を打たれがちです。

ですが、時間が解決してくれたり、周りの環境が解決してくれたりします。

なので、杭を打たれても落ち込まなくて大丈夫です。

ポジティブな考え方は、これからの困難な出来事も明るく変えてくれます。

もし、私のように、意見が通らずに杭を打たれてへこんでいるのであれば、プラスの考え方に変えていきましょう。

考え方をいい方向に変えれば、物事もよい方向へ行きやすくなりますよ。

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ひろとん
何のとりえもない大学生。 別に元気がもりもりなわけではないが、キャッチコピー的に良さそうなのでそうしている。 性格的にはクレーマーに近いかもしれないが意見をズバズバ言うところがあるので、意見マシマシも付けた。 他にもたくさんの大学生ブロガーがいるので、差別化は難しいが私は私なので、私という存在が唯一だ。そこが差別点なのかな? 知らんけど(笑) そんな大学生が運営しているブログです。 どうぞ、よろしく。
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