2014年に公開されたミュージカル映画アニー(ANNIE)
映画の名前だけは聞いたことがあり、観たことが無いまま時間だけが過ぎており、公開から5年経った今鑑賞しました。
率直に感想を申し上げるのであれば、普通に良い映画でした。
ただ、後半30分くらいから、物語が急速に進み始め、なんともいえない茶番感を感じました。
なので、
評価 3.5/5.0
しかし、ミュージカル映画ということもあり、歌と曲は頭に残るような素晴らしい者たちぞろいです。
中でも、『Tomorrow』が一番頭に残り、ポジティブな気持ちにしてくれます。
↓↓↓映画アニーの「Tomorrow」YouTube↓↓↓
目次
アニーのあらすじ
ニューヨーク、マンハッタン。
携帯電話会社のCEOでNY市長候補のスタックスは選挙キャンペーン中、車にはねられそうになった少女を偶然助ける。
その少女の名前はアニー。4歳の頃、レストランに置き去りにされ、今は、横暴なハニガンが営む施設で暮らしている。
10歳になるアニーは、毎週金曜日の夜、そのレストランの前で迎えにくるはずのない両親を待ち続けていた。
スタックスはそんなアニーの境遇を選挙戦に利用しよう考え、彼女を引き取り、超高層ビルのペントハウスで一緒に暮らし始める。
アニーも自分が有名になれば両親が名乗り出てくるかも知れないと考え、スタックスの選挙戦を利用し、協力するが・・・次第にふたりの心に絆がめばえていく。
アニー感想
映画アニーの物語は、人生谷スタートのアニー(主人公)が人生の山の上にいるスタックス(金持ち)と出会い、数カ月の養子期間を過ごしてなんやかんやって感じです。
このようなストーリーなので、私からしたらハッピーエンドなのかと言ったら別にハッピーエンドではないのかもしれないといったような終わり方でしたね。
だから、物語でどうこう言う映画ではないのかなと思っています。
では、この映画のなにがいいのか?
ずばり、音楽(曲+歌)です。
どの曲も好きですが、特段泣けたり、心に響いた曲について語ろうかなって思います。
↓↓公式がアニーのサウンドトラックをまとめた動画がYouTubeにありましたので載せておきます。↓↓
アニーと言ったらTomorrow
アニーと言ったらTomorrowなんじゃないかなって思うんですよね。
とりあえずアニーを観たことない人がいて、どんな映画か説明したいときにはこちらの曲を聞かせてやればOK。
それくらいアニーのすべてが詰まっていて、パワフルなアニーらしさを感じられます。
アニーを見た人ならわかる泣ける名曲Opportunity
両親に捨てられ里子として生きてきたアニーは毎日「Tomorrow」には何かいいことがあると思って過ごしてきました。
そんな彼女に両親ではないけど、スタックスというお金持ちで優しい人に出会い、生活に良い変化が出てきました。
そんな幸運(チャンス)を拾ったことの喜びや感謝の曲です。
元気になる一曲It’s A Hard-Knock Life
横暴なハニガンが営む施設で生活しているアニー達。
ハニガンの気分次第でアニー達を掃除させたり、罵声を浴びさせたりと小さな独裁国家が出来ています。
ある日、ハニガンの家にNY市の職員が施設の実態を調査するために来ると当日知らされたので、ハニガンは汚い家の掃除をアニー達に命令します。
その時のアニー達の心情を歌った曲、It’s A Hard-Knock Lifeです。
歌詞の一部ですがこんな感じ。
厳しい人生。待って私たちの人生のこと?サイテーってこと。言えてる。こんなに厳しい。私たちの人生。歓迎されない。キスでなくキックされる。つらい人生。
つらい人生をうたった曲ですが、愚痴をこぼしながらも力強く生きていることを感じられる1曲です。
テーマ曲You’re Never Fully Dressed Without a Smile
有名歌手Siaの曲、「You’re Never Fully Dressed Without a Smile」はアニーの劇中テーマ曲としてつかわれています。
タイトル「You’re Never Fully Dressed Without a Smile」を和訳すると、「笑顔なしではおしゃれと言わないよ」です。
暗く、親に見捨てられた里子のアニー達のポジティブさを象徴しているかのような一曲です。
いろいろ嫌なことはあるけれど、とにかく、まずは笑顔になる。
笑顔にならなきゃ始まらない!
そんな思いを感じられました。