書評

興味深い!!『新版ディズニーリゾートの経済学』ディズニーが儲かる理由とは??

新版ディズニーリゾートの経済学

2013年に刊行された新版ディズニーリゾートの経済学は、2001年に刊行された『ディズニーリゾートの経済学』の全面的なリメイク版です。

しかしながら、私は旧版を読んだことが無いので、どのような違いがあるのかがわかりません。

それと、新版と言っても、それを読んだのが刊行されてから6年後の2019年ということもあり、本書の内容が少しばかり古く感じてしまいます。

ただ、本書で述べられている根本的なところ(儲かる仕組み)で言えば、今も変わらずオリエンタルランドが続けているように思います。

なので、本書の情報は少し古いですが、読んでいて面白く、ディズニーリゾートの経済学について勉強になる内容でした。

ということで、ディズニーはどのようにして儲かっているのかについて、紹介します。

収益世界一の遊園地にした

2013年時点で、世界にはディズニーパークは5つありました。

  1. アメリカのカリフォルニア州アナハイム(1955年開業)
  2. フロリダ州オーランド(1971年開業)
  3. 東京(1983年開業)
  4. パリ(1992年開業)
  5. 香港(2005年開業)

この中で、東京ディズニーランドは最も入場者数が多いだけでなく、最も収益を上げていたのです。

なので、世界一の収益を誇る遊園地=東京ディズニーランドとして言えます。

しかし、なぜ東京ディズニーランドが世界一の収益や集客が出来るのでしょうか?

それには、世界のディズニーランドと東京ディズニーランドの収益構造に違いがあったのです。

2016年には上海ディズニーランド開業

東京ディズニーランドの収益構造

世界のパークは収益を主に入園料に依存していました。

対して、東京ディズニーランドでは1人当たりの消費単価に占める入園料の割合は42%にすぎなかったのです。

残りは、商品収入36%と飲食収入22%でした。

このように、商品と飲食収入があるのは日本人の習慣が影響していました。

日本人はレジャーや観光に行くと、お土産を買ったり、ご当地グルメを食べたりするが好きだという習慣があります。

私もレジャーや観光に行くと、必ずと言っていいほどお土産を買い、その土地で少し高くてもご飯を食べます。

この習慣というか、伝統というか、日本人にはDNAレベルで刻まれているであろう習性はディズニーランドでも同じだったのです。

なので、ディズニーランドで商品(お土産)を買ったり、いろんなものを食べたりする人がたくさんいたのです。

そのため、世界のディズニーランドに比べ、東京ディズニーランドは入園料の他の収益ですごい収入を得たのです。

しかし、テーマパーク(ディズニーランド)がビジネスとして成り立つには、お客さんに何度も来てもらう必要があります。

その仕組みも、ディズニーランドは他のテーマパークとは一線を画しており、世界に名立たる遊園地になっていたのです。

客を飽きさせない秘密

いくら魅力的な遊園地とは言え、何度も訪れたら飽きが来ます。

それはディズニーランドでも同じです。

なので、ディズニーランドでは客を飽きさせない取り組みが常にされています。

例えば、

  • ショーやイベント
  • アトラクション

の新規更新を継続的に行うことです。

これはディズニーの生みの親 ウォルト・ディズニーの発想です。

「ディズニーランドが永遠に完成することのないもの、
常に発展させ、プラス・アルファを加えつづけていけるもの、
要するに生き物なのだ。
生きて呼吸するものだから、常に変化が必要だ」

ーボブ・トマス『ウォルト・ディズニー』から

こうして、常にパークに新しいイベントやアトラクション、商品などを導入することで、ディズニーの魅力を低下させずに新規の客からリピーター客まで楽しませるのです。

そうした試みの末、1年間の東京ディズニーリゾートへの入園者数は3000万人を超えています。(2019年11月時点)

単純に1年間(365日)で割ると1日当たり、約8万人の人が訪れていることになります。

ディズニーリゾートの儲かる理由まとめ

ディズニーリゾートが儲かる理由は、

  • 収益構造
  • お客さんを飽きさせない工夫

の2つにあることがわかりました。

日本人の習慣に合ったテーマパークにより、入園料は収益の42%でしかなく、商品や飲食が収益の58%を占めていること。

常に進化を続けていくことによって一度来たことのあるお客さんを飽きさせない工夫があること。

これが、東京ディズニーリゾートの強みであり、儲かる理由でした。

ディズニーリゾートの儲かる仕組みを知ったうえで、今度またディズニーに遊びに行きたいなと思います。

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