未来のミライに対する意見は結構割れていて、面白いという感想よりもつまらないと感じている声の方が多く見られます。
いったいどこが気に食わなかったのかを紹介します。
本記事では、つまらないと感じている人の理由を紹介しつつ、批判に対する私の考えをぶつけていきます。
- 未来のミライのどんな批判があるのか気になる
- 批判に対してどう考えているのか気になる
目次
未来のミライのどこがつまらない?
未来のミライはつまらない、観た時間が無駄だったなどと言われています。
一体、視聴者はどこがつまらないと感じていたのかを解説します。
本記事では「映画の時間未来のミライの感想レビュー」にある世間の意見を使用しています。
クンちゃん
クンちゃんとは物語の主人公で、4歳児です。
目立った批判の理由として、
- 4歳児に対して声優の声があっていない
- 性格や行動がうざい
との声がありました。
詳しく解説します。
4歳児に対して声優の声があっていない
- クンちゃんの声が4歳児とは思えないほど大人びている
- 声があっていないことで、違和感しかなく不快であった
- 4歳児の子供から20代の女性の声が出てくるのが不気味だ
- 3流の声優
- 声がうざい
結構いろいろな声がありすべて挙げるときりがないのでこれくらいにしておきます。
これらの批判のポイントは、4歳児の声ではないというところです。
4歳児の声を担当しているのに、4歳児とは思えない大人びた声が出ていて、聞くに堪えないとのことですね。
たしかに、これらの意見は的を得ていると思います。
実際に私が映画館で観たときも声に違和感は覚えました。
ですが、物語が進んでいく中でその違和感はなくなりました。
なので、言うほど気にすることでは無いなと思います。
むしろ、4歳児の声ではないというのであれば、まず4歳児の声を明確にしてほしいと思いますね。
人によって様々な個性があるわけで、声だってこれが4歳児の声という規定は無いですからね。
そんな中で声がおかしいと批判するのは、少し傲慢ではないかなと思います。
言論や行動がうざい
クンちゃんの口癖である「好きくない」や妹のミライちゃんを新幹線で殴る等の過激な行為に対して、批判の声が上がっていました。
まず、「好きくない」発言に対しては、日本語としておかしいや、ギャーギャーうるさい、騒がしいとの意見があります。
また、一人称である「クンちゃんは~」に対しても、うだうだうるせえや、うざいとの声があります。
次に、行動に対しては、妹のミライちゃんを新幹線叩くことや、両親の言うことを聞かないことで聞き分けのない子供のように言われています。
これらの批判の言い分もわかりますが、私からすると4歳児ってこんな感じじゃねと思います。
ギャーギャーうるさいところとか、何言っているのかわからないところ、少し傲慢なところ等子供の特徴をとらえていると思います。
実際、親戚の子供たちを8人くらい見てきてだいだいこんな感じでした。
なので、4歳児をよく表現できているなあと感心しますね。
だから、言葉や行動がうざいだとか言う人は子供に求める理想が高すぎるのではないかと思います。
クンちゃんの父親
4歳児のクンちゃんの父親は育児放棄気味で周りの人に愛想を振りまいている所が気に食わないとの意見がありました。
まあ、批判というか、それって父親としてどうなの?といった軽い疑問のような感じです。
育児に関して興味がなさすぎる
- クンちゃんが生まれたときは仕事を理由に育児や家事を手伝わなかった
- ミライちゃんが生まれた際はフリーターになったものの家事育児が全然できない
- クンちゃんの意見を聞いていない
以上の理由から、育児に感じて興味がないといわれています。
また、育児に興味がないことからクンちゃん、ミライちゃんへの愛情が少ないといった批判もあります。
確かにクンちゃんが生まれたときは父親失格でしたが、ミライちゃんが生まれたこと、フリーターになったことをきっかけに、家庭に向き合っていく一人の男性を描いていると感じたので、ええやんって感じでした。
確かに、ミライちゃんに構ってばかりでクンちゃんへの対応が雑にも思える場面はありましたが、子育てってこんな感じだと思うのでリアルだと感心するばかりです。
まあ、子供を無視しろとは言いませんが、ミライちゃんを抱っこしたりご飯を作っているので最低限以上の子育てをしていると思います。
クンちゃんパパにもやりたいこと、やらなきゃいけないことがあるでしょうし、子供は勝手に自立するもんだと思っています。
私も、クンちゃんのように遊びたいときに親に遊んでもらえませんでしたし、自分を見ているようで共感できるポイントでした。
クンちゃんの母親
クンちゃんの母親に対しては、愛が足りないだとか、クンちゃんに対して冷たすぎるだとか言われています。
そのため、「クンちゃんは私の宝」という名言のようなことが全く響かないと批判があります。
クンちゃんは私の宝とか言われても響かない
- クンちゃんパパやクンちゃんに文句を言う
- 愛が少ないようだ
- クンちゃんに冷たい
等の理由から、母親としてどうなのかなど言われており、終いには「クンちゃんは私の宝」なんて言われても全く響かないからとの声が上がっています。
普通は、そんな母親に文句言わないだろ思いましたね。
子育てに興味のない父親に切れるのもしゃあないし、クンちゃんのわがままの多さにつかれるのもしゃあないやろと思いますね。
これが日本の現実だといわんばかりのリアルな描写だと思います。
これについて批判している人は、求める母親像が高すぎではないかと思ってしまいます。
ストーリー
起承転結がよくわからない、キャラクター達の行動がよくわからん、脈絡のないストーリーと酷評されています。
現実と夢の切り替わりについていけない
クンちゃんの現実と夢が交互に進んでいく回数が多いため、観ていて夢なのか現実なのかよくわからないといった声があります。
まあ、それは確かにあるなと思います。
夢と現実がめちゃくちゃ交差するので、わけわかめになります。
それは否めなない。
これは同意です。
登場人物に好感を持てない
親やクンちゃん、未来のミライちゃんなど、でてくる登場人物が受け入れられないとの声があります。
自分勝手で気持ち悪い、好感が持てないとかもいわれています。
登場人物については、合う合わないが見る人ごとにありますからねえ。
特に今作「未来のミライ」はリアルな4歳児が主人公ですので、子供が嫌いであったり、親の対応が気に食わない等受け取り方は様々でしょうね。
でも、そこまで批判するほどひどくはないと思います。
繊細な描写で、リアルな子育てと言った感じでよく作りこまれています。
現代の子育て方法ではないだとかクンちゃんがギャーギャーうるさくて気に食わないだとかは、わかりますが、そこを批判するのは、ただのクレーマーとしか思えませんね。
まさに、机上の空論でしょう。
何を伝えたいのかわからない
この映画が何を伝えたいのか全く分からないとの声がありました。
何を伝えたいのかわからないというのは、物語が現実→夢→現実→夢と繰り返すばかりで、終始それに尽きることからも作者の意図がわかりにくいように感じます。
たしかに、私が観ても何かを伝えたいというような「作者の想い」はあまり感じられませんでした。
しかし、このような何を伝えたいのかわからない映画は無数にあるわけで、未来のミライもその一つに過ぎないということです。
また、作者の意図がストレートに表現されていないところが、視聴者ごとに色々な受け取り方が出てこれまた味かなと思います。
まあ、そんなに深く考えなくていいんじゃないと思いますね。
まとめ
クンちゃん、クンちゃんの父親、クンちゃんの母親、未来のミライの物語に対する批判を取り上げました。
中でも多かったのが、
- クンちゃんの声が気に食わない
- 両親の育児がおかしい
- 物語の意味がわからない
の3点です。
それぞれについての答弁は本文中で述べました。
これらの批判に対してまとめて言うと、
細田守監督の作品への期待が高すぎじゃね?
と思います。
何も万人受けする映画だけを作るのが監督ではないといいたい。
当然ながら、今作「未来のミライ」は繊細な描写でいい音楽使っていましたし、4歳児やそれを取り巻く環境をリアルに表現されていてすごいと思いました。
これを踏まえて最後に言いたいのは、
細田守監督のアンチ湧きすぎじゃね?