2016年に世界を湧きあがらせた映画「ラ・ラ・ランド」
世間では、つまらないだとか、単調な映画など酷評が目立ちますが、私は何回も見て、何回も泣きました。
男女の恋愛の、すれ違いでここまで泣けるのかと思うくらい感動しました。
詳しくはwebで。
もう意味わからない。
ということで。
映画「LA LA LAND」(ラ・ラ・ランド)を3分でわかるくらい簡潔にして、ネタバレ解説をしていきます。
また、私の考察や感想も解説していきます。
- ラ・ラ・ランドってどんな物語か知りたい
- ラ・ラ・ランドのネタバレを知りたい
- ラ・ラ・ランドを解説してほしい
目次
映画ラ・ラ・ランドとは?
映画「ラ・ラ・ランド」はアカデミー賞6部門を受賞し、2016年最高の映画とも呼ばれた大ヒット作品です。
ジャンルはミュージカル恋愛物語です。
ディズニーでいうと「美女と野獣」が当てはまるジャンルですね。
要は、男女二人の恋愛をミュージカル風に、音楽やダンスを交えて進んでいくストーリーといったところです。
「 ラ・ラ・ランド 」では、夢を追う男女の恋愛や、夢への葛藤を描いています。
ストーリーはありきたりな恋愛映画とさして変わりませんが、「ラ・ラ・ランド」の音楽に魅力があります。
一度聴いたら、耳に残り、あっ「ラ・ラ・ランド」の曲だ!!となっちゃいます。
そんな音楽に中毒性のあるミュージカル映画が「ラ・ラ・ランド」です。
3分で映画「ラ・ラ・ランド」をネタバレ解説
映画を一度でも見たことがあるならばわかりますが、このような予告編で映画の7割くらいわかります。
といっても、映画を見てみないと内容がわからないのが映画です。
ここから、3分で映画「ラ・ラ・ランド」をネタバレ解説します。
ラ・ラ・ランドのストーリーは、起承転結で進みますが、5段階構成になっています。
- 出会い
- 恋に落ちる
- すれ違いが大きくなる
- 別れる(それぞれの夢に向かう)
- その後
冬:最悪の出会い
ラ・ラ・ランドの予告動画で使われることが多い、「ANOTHER DAY OF SUN」から映画はスタートします。
高速道路が渋滞している中、みんなが車から降り音楽に合わせて踊る場面は圧巻です。
音楽が終わると、一斉に車の中に戻り、物語の主人公である、セブとミアの視点に合わせられます。
前の車が動き出しているのに、ミアは台本に夢中になり、動きません。
ミアの車の真後ろにいたセブは、クラクションを鳴らし、ミアの車の横につけ、顔を確認し、嫌な顔をして追い抜いていきます。
これが初めての出会いですが、これが出会いだなんて胸糞悪いですね(笑)
それから時間が経ち、ある夜の日のこと。
とあるお店から素晴らしいピアノの音色が聞こえてきて、たまらずお店に入るミア。
そこで、ピアノを弾いていた人に声をかけようとしましたが、まさかの無視。
思い出してみると、高速道路でクラクションを鳴らしてきた男だったのです。
そう、セブです。
ここまでで、2回で会いましたが、どちらもよい印象を受けないような出会いだったので、出会いとしては最悪ではないでしょうか。
ミアが主人公かのように、ミアの心情が濃く描かれています。
春:恋が実る~リア充爆誕~
最悪の出会いから時間が経ち、春が来ます。
春は出会いと別れの季節とかいいますよね?
そう。2人は出会います。
それも、「あなたたちは運命ですか?」って問いかけたいくらい、運命的な出会いをします。
そして、観ている私たちは「あっ、この二人、絶対付き合う奴や」と心の奥底で確信したころになります。
そうこうしている間に、2人の仲は深まっていき、遂に、
恋が実ります。
それが、春です。
もう一度言いましょう。
出会いを繰り返し、付き合っちゃう季節が春です。
映画に関係なく、よく覚えておいてくださいね。
中でも、ミアが、プールサイドでのパーティーでセブが面白いバンドを組んで演奏しているシーンが好きです。
ミアとセブの格差をうまく表現しているしているシーンでもあり、これが後のストーリーへの伏線なのかなあと思います。
ミアの視点から徐々にセブの視点に移り変わっていくのがポイントです。
夏:恋が熟成
春も過ぎ、時間は進んで夏が来ます。
何回もデートを重ねる美男と美女。
間違っても、「早くわかれろっ」なんて思ってはいけませんよ?
これは映画です。
みなさん、心を無にしてください。
決して私たちの私情なんてものは、持ち込んではいけません。
映画を見る前に、私情は邪魔にならないところに置いておきましょう。
夏になりセブとミアの恋が発展し気分はうなぎ登り!!
しかし、だんだんと、それぞれに変化が見られてきます。
セブは新しいバンドを組み、本格的なミュージシャンに。人生のいい波が乗ってきます。
一方で、ミアは女優の面接には受からず、成果が出ないことで、心が折れかかっています。
このあたりから、2人の関係が冷え込んできます。
2人は愛し合ってはいますが、2人の状況があまりにも違うため、感情のすれ違い、思いのすれ違いがだんだんと大きくなってきます。
そんなギクシャクした恋。
モヤモヤした気持ちで終わるのが、夏です。
セブとミア2人の感情や、環境の変化に注目です。
秋:恋が枯れ落ちる
恋が熟成していたはずの2人でしたが、想いのすれ違いが表に出始めた夏が過ぎ、気づけば秋に。
そんな頃、2人の関係はというと、夏に引き続きあまりよくありません。
セブは夏に組んだバンドが人気になり、忙しさも増してきます。そのせいもあり、なかなかと会う時間を作れません。
一方で、ミアは一人芝居の舞台の準備を進めていました。
そんな中、ミアの一人芝居の舞台の日がやってきたのですが、必ず来ると約束していたセブは急なバンドの撮影の仕事で行くことが出来なかった。
ミアの一人舞台が終わった後に、客席から聞こえてくる批判の嵐。
セブは舞台に来ないし、舞台は失敗に終わったということで、ミアは人生のどん底にでもいるといった感じです。
今までの気持のすれ違いに加え、今回の舞台での出来事が決定的な原因で2人の恋は枯れてしまいます。
時間が経ったある日、ミアの一人芝居を評価した映画関係者から映画のオーディションの連絡がセブにありました。
ミアはショックのあまり、連絡を取れない状態にしていたため、連絡先を聞くため恋人だったセブに連絡したのです。
その連絡を受けたセブはミアにオーディションを受けてほしいと説得します。
しぶしぶ引き受けたミアは、オーディションを受け、結果合格します。
その後二人は前よりも良い関係に戻りましたが、ミアは女優の仕事で長い間ロサンゼルスに行くことになり、セブはバンドで忙しいということもあり、お互いの夢を優先した生き方をすることに。
そして、、、
2人の気持ちのすれ違いや行動で、好感度が夏で下がり、秋でも下がりましたが、ミアの朗報により、下がった分を上減ることが出来たセブ。
秋は、セブが見どころです。
5年後の冬:それぞれの道を歩む
秋の後、次は冬だなぁと何も考えず待っていたら、まさかの5年後の冬です。
ほとんどはミアの視点で進んでいきます。
ミアは夢であった女優になっており、セブではない夫がいました。
一方のセブは、夢であったジャズの店を開いて、人気店になっていました。
2人とも夢が叶っておりハッピーエンドのようですが、恋愛の面ではアンハッピーエンドとなっております。
場面が変わり、大渋滞の高速道路にミアが夫が乗った車がいました。
「渋滞が嫌だ」とミアはいい、高速道路から降り、近くの町で車を停め、お店を探して歩いていると、いい雰囲気で、ジャズが流れるお店があるのです。
なんかよさそうなお店ということで入店。
すぐに、セブのお店だとわかったミア。
ミアに気付いたセブは、ミアとの思い出の曲「CITY OF STARS」弾きます。
ミアの頭の中には、「もし、あの時○○だったら、今の夫はセブだったのかも。今より幸せだったのかも」といった空想が広がります。
曲が終わったらすぐにミアは店を後にします。
と、ここで映画が終了します。
映画冒頭の二人の出会いから時間が経ち、夢が叶った状態で2人が出合うという点がポイントですね。
また、最後のセブの選んだ曲と、それに対して思いが広がるミア。2人はなぜ寄りを戻さなかったのか、考えられるラストシーンです。
セブではなく、ミアの視点が濃く描かれているのがポイントです。
ラ・ラ・ランドで伝えたいメッセージを考察
2人の出会いから恋の発展まで順調に進んだかと思いきや、うまくいかず別れてしまう。
そこから、再び寄りを戻してハッピーエンドで終わるありきたりな映画かと思えば、2人は結婚しないという。
ある意味ではバッドエンドだ。
しかし、それぞれの夢を実現できたという点からするとハッピーエンドだ。
これは、「何かを得るためには何かを犠牲にする必要がある」と言ったメッセージがあるように感じた。
人によっては、「男性と女性の価値観の違いの結果だ」と言う人もいるように、いろんな視点で見ることで、いろんな意味が感じ取れる。
監督は、 この映画で「誰を基準にするかで、その結果が正しいか間違いのように変わる」というを見せたかったのかなと思う。
ラ・ラ・ランドの感想
印象的な、最後のセブがピアノを弾き、ミアが空想を思い浮かべるシーンは泣けてきます。
素晴らしい音楽に、これまでの2人を振り返るシーンによって私の中の感動はクライマックスを迎えます。
このラストシーンを迎えるまでの、過程が長いようで短く感じられる、そんな2人の人生が描かれたラ・ラ・ランド。いい映画です。
私も一回見ただけじゃよくわからない場面もあったので、おすすめは2回以上見たほうがいいです。
また、ラ・ラ・ランドはミュージカル映画ですので、 吹き替え版ではなく、実際の俳優、女優の生声を楽しめる、字幕版がおすすめです。
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